Sankyo Koki KOMURA 135mm f3.5L 前期型 レビュー作例 中望遠おすすめオールドレンズ三協光機

Komura 135mm f3.5 作例 冬春 河津桜とヒヨドリ ピンクと青

Sankyo Koki KOMURA 135mm f3.5L 前期型 レビュー作例 中望遠おすすめオールドレンズ三協光機

Sankyo Koki KOMURA 135mm f3.5L 前期型 レビュー作例 中望遠おすすめオールドレンズ三協光機。本レンズはスペック的に廉価版だが作りは高級感がある。コムラー135/3.5L後期のモデル違いと2本所有している。

Sankyo Koki Tokyo KOMURA- 135mm f3.5L 前期のスペック

  • 製造メーカー:三協光機
  • 製造年:
  • マウント:ライカL39スクリューマウント
  • レンズ構成:3群4枚Ernostar型
  • 絞り羽根枚数:16枚
  • 最短撮影距離:1.5m
  • フィルター径:48mm
  • 重量:532g

Sankyo Koki Tokyo KOMURA- 135mm f3.5 L前期の他のバージョン

F3.5の他に通常版のF2.8、高性能版のF2.5、F2.3があり、さらに高性能なF2も存在する。コムラーの中望遠レンズは135mm以外にも105mm(F3.5, F2.8, F2.5, F2)や100mm(F2.8, F2.5, F1.8)、85mm、80mmが存在してF2より明るいレンズは価格が高騰していて海外でも人気が高い。Komura 100mm f1.8のレビュー作例はこちら。

Komura 135mm f3.5 L前期型の外観レビュー

Komura 135mm f3.5をFujinon 55mm f2.2でブログ用に物撮り。特殊なレンズ構成変形クセノタール型とバブルボケで有名なフジノン55mm/f2.2を入手したので試写がてら物撮りしたが最短撮影距離が0.6mなのでヘリコイド付きマクロアダプターを装着してもマクロ端でこんなもん。物撮りは厳しい。あとクモリがある為かなり淡い描写。物撮りはいけなくてもこれは楽しめそうだぞ。

Komura 135mm f3.5 を Fujinon 55mm f2.2でブログ用に物撮り

135mmにしては小型で4枚玉なのに実測値532gでズシリと重い。多分プラスチックではなくガラス玉を使用して鏡胴もプラスチックではなく真鍮を使用しているからだろう。コスト度外視した高級感がたまらない。

Komura 135mm f3.5 を Fujinon 55mm f2.2でブログ用に物撮り

シリアルナンバーは210803で6桁21万番台。もう1本所有している個体は2234703で7桁223万番台、SANKYO KOHKI JAPAN Komura 135mm f3.5とレンズ名も微妙に違う。

Komura 135mm f3.5 を Fujinon 55mm f2.2でブログ用に物撮り

Sankyo Koki Tokyo KOMURA- 135mm f3.5L 前期のレンズ構成は初期エルノスター型

一般的にf値でレンズのグレードが決まるが、例えばLeicaやZeissは違う。全てハイクオリティかつ高品質レンズで、そこに優劣はない。ただ、使用する素材が高価になったりレンズの枚数が増えればコストがかさむということは事実だ。

今回レビューしているモデルは、コムラーの同シリーズの中で最もグレードの低いF3.5だ。レンズ構成は張り合わせなし4群4枚のエルノスター型。レンズ構成エルノスター型はレンズ史に残る天才レンズ設計者ルードヴィッヒ・ベルテレで23才の時に設計した。コムラー135mmF3.5のレンズ構成はまさに古典的な1923年の初代エルノスター型である。ここに希少性があり、マニア心をくすぐる要素がある。

エルノスターはSonnarへ進化する。開発された時にすでに完成形であったゾナーは各国で数多く製造された。しかしエルノスター型の製造は少ない。コムラーの135mmの多くはテレゾナー型で、トリプレット型は前期、初期エルノスター型はF3.5の後期に生産された。

各メーカー共に「135mmに外れなし」と言われるように焦点距離135mmは安価で後ボケも美しく安定した写りのレンズが多い。しかしその反面135mmは個性が出しづらい焦点距離。コムラー135mmF3.5は独特の個性を持ったレンズ。その理由は本レンズが安定したゾナー型やガウス型ではなく、発展途上だったエルノスター型のレンズ構成を採用している為だ。とは言ってもゾナーはエルノスターを元に設計したレンズ構成で、設計士も同一でベルテレだが。

参考文献:LensHolic上野由日路 

Sankyo Koki Tokyo KOMURA- 135mm f3.5L 前期の作例

撮影機材はSonyのフルサイズミラーレスカメラα7Ⅳ。後玉の1/3位盛大にクモっているので写りはふんわりしている。クモリ玉もいいのよ。デザイン違いのクモってないKomura135/3.5はシャープネスがエグいと同時にハイライトの滲みが美しい。


クリエイティブルックはNT。河津桜。今回使用したオールドレンズは135mmと中望遠だけあってボケは大きくとろける。3000円。

Komura 135mm f3.5 作例 冬 春 河津桜 ピンク エルノスター

クリエイティブルックはSH。背景にロウバイの黄色を配置。

KomaKomura 135mm f3.5 作例 春冬 河津桜 ピンク 黄色 エルノスターura 135mm f3.5 作例 春 河津桜 ピンク エルノスター

虹ゴーストも合わせてみる。

KomaKomura 135mm f3.5 作例 春冬 河津桜 ピンク 黄色 エルノスターura 135mm f3.5 作例 春 河津桜 ピンク エルノスター

虹ゴーストがオーロラのように波打ち独特。

KomaKomura 135mm f3.5 作例 虹ゴースト 春冬 河津桜 ピンク 黄色 エルノスターura 135mm f3.5 作例 春 河津桜 ピンク エルノスター

四隅は若干ケラれる。多分ヒヨドリさん。ロウバイを撮影していたら「ピ~ョ!ピ~~ョ!」と呼ばれた。

Komura 135mm f3.5 作例 冬春 河津桜とヒヨドリ ピンクと青

ヒヨドリさんは2羽いた。鳴き声を和訳すると、「うんめ~!河津桜の花の蜜超うんめ~!サイコ~!脳汁出まくりブヒョー!フガフガ!うまうま!」と言っていた。

Komura 135mm f3.5 作例 冬春 河津桜とヒヨドリ ピンクと青

あなた首柔らかいですね。そう吸うか。

Komura 135mm f3.5 作例 冬春 河津桜とヒヨドリ ピンクと青

鳥さんは広い視野を確保する為に頭の両側に目が付いているので花の蜜を吸う時は勘かなぁと思ったら結構がっつり前を見ていた。視野広いのね君たち。

Komura 135mm f3.5 作例 冬春 河津桜とヒヨドリ ピンクと青

マニュアルフォーカスかつヘリコイド重めなのでピント調節に苦戦した。素敵な時間をありがとうヒヨドリさん。

Komura 135mm f3.5 作例 冬春 河津桜とヒヨドリ ピンクと青

引きで。コマフレアの淡いベールが画面全体を優しく包み込む。

Komura 135mm f3.5 作例 冬春 河津桜 ピンク

撮影に集中して目が疲れてベンチに座りフッと一息。しかし気付くとシャッターを切っている。モノクロでしっとり。

Komura 135mm f3.5 作例 ベンチ 冬 モノクロ 白黒

雨上がりでしっとりと濡れた地面と落ち葉。

Komura 135mm f3.5 作例 雨上がりの落ち葉 冬 モノクロ 白黒

色合いもニュートラルで目に優しいエルノスター型中望遠オールドレンズKomura135mm/f3.5でした。

Komura 135mm f3.5 作例 雨上がりの落ち葉 冬

Sankyo Koki Tokyo KOMURA- 135mm f3.5L 前期の写りの特徴まとめ

Sankyo Koki Tokyo KOMURA- 135mm f3.5L 前期はレンズ構成4枚でコストを抑えていてf3.5という暗さなどスペック的にも価格的にも廉価版で安価な中望遠オールドレンズだ。筆者は3000円程で入手した。しかし、写りを見ると明るさがF3.5で暗いとは感じなかったし、レンズ構成が張り合わせなしの4枚なのでヌケも良くボケ量も大きく独特なゴーストやニュートラルな発色と薄っすら滲み淡い描写でまさにエルノスター型の写りをしっかり堪能できた。もっと明るいレンズは高額だが欲しいと思わせる写りだった。

まとめ

私はオールドレンズの過渡期に消えていったエルノスター型のオールドレンズは大好きだ。エルノスター型はPentacon Prakticar 50mm F2.4やエルノスターの発展型であるMeyer Optik gorlitz Primoplan 58mm F1.9などを保有していて写りもとても気に入っている。

中望遠のオールドレンズは安価で優秀なクセノタール型が多いが、個性のあるエルノスター型の中望遠オールドレンズも選択肢に入れても面白いと思う。安価で玉数も流通量も多いので状態のいい個体を見極めたい。

今回は以上。本日も素敵なオールドレンズライフをお過ごしください。

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