TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 272E レビュー作例 タムキュー等倍マクロオールドレンズ
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 272E レビュー作例 タムキュー等倍マクロオールドレンズ。筆者は基本スチルはMFオンリーなのでマクロレンズだろうがMFが好きだ。むしろマクロこそMFの方がピントを合わせやすいし前ボケも作りやすい。そして、現行とオールドの中間の本レンズ、タムロン272Eは写りの割に格安でコスパが高くてしかも軽いのでかなりお気に入りの90mmマクロレンズだ。
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 272E タムキューとは
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 272Eはタムロンが販売する(現在は生産終了)90mmの等倍撮影が可能な本格的なマクロレンズ、通称タムキュー。現在でも愛用するプロカメラマンもいる。防水防塵で堅牢、写りは高解像度でとろけるクリーミーなボケ、浅い被写界深度により引き立つ被写体。筆者が所有している個体はPentaxマウントなのでSonyEマウントに変換して使用している。よって電子接点がボディと接触しない為MFオンリーで使用している。
272Eと他のタムキューとの違い 52B 52BB
タムキューは初代タムキュー52Bと2代目タムキュー52BBの試写レビューも行っている。それぞれ写りの持ち味が違って面白い。また撮り比べ記事も書きたい。52Bはふんわりやわらかくマクロも撮れるポートレートレンズという謳い文句通り、第一にポートレートでマクロは付加価値として添えられた通りの写りだが、マクロの描写も侮れない。二代目の52BBはさらにマクロに特化して設計されたので、ポートレートに使用するとボケがやや硬く感じられるかもしれない。どちらの描写も個性があり面白い。
272Eタムキューはプロカメラマンも愛用するおすすめオールドマクロレンズ
2004年に発売された本レンズは10年位前までバリバリ現役だったレンズで、発売からまだ20年程しか経過していないのでオールドレンズと呼べるかわからない。そして写りも非常に近代的で2023年現在でも第一線で活躍できるマクロレンズだと思う。実際に現在でも272Eを愛用しているプロカメラマンやハイアマチュアカメラマンも多数いるらしい。
272Eタムキューは中古価格1万円台と激安のコスパ最強オールドマクロレンズ
中古価格は中古カメラ屋でも2万円台で入手可能。レンズ本体の重量は実測値で396gと大変軽い。フードとアダプター装着して595g。A7Ⅳに装着して合計1280g。今確認したらSonyのSEL90M28Gが602gなので結局そんなに変わらないか…。
272Eタムキューはハイスペック高性能おすすめオールドマクロレンズ
「本格的なマクロ撮影がしたいけど現行の90mmマクロレンズは重いし高価だから手が出ない…。それに使用頻度が低かったらもったいない…。」などと迷っている方は是非272Eを選択肢に入れてみて欲しい。
MFに抵抗がないのであれば1万円台前半で購入できる本レンズは「軽い、安い、高描写」3拍子揃ったコスパが非常に高い優れたオールドレンズだ。オールドと現行の中間的位置付けでフレアーやゴーストも発生しにくいので快適なマクロ撮影が可能だ。
ちなみにヘリコイド付きマクロアダプターがなくても90mmの等倍マクロなのでしっかりバッチリ寄れる。ちなみに、オールドレンズやマクロレンズ初心者だけでなく、プロカメラマンやハイアマチュア、カメラ愛好家にとっても非常に信頼性の高い選択肢だ。
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 272Eのレンズ構成とスペック
- 焦点距離:90mm
- マウント:PKマウント(Nikon F,Canon EFなどあり)
- 最小絞り値:f32
- レンズ構成:11群14枚(特殊レンズ1枚)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離:30cm
- 最大撮影倍率:1:1(等倍マクロ)
- フィルター径:62mm
- 画角:27°
- 最大径×全長:73mm×97mm
- 重量: 実測396g
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 272Eのレンズの外観Review
デザインが当時のNikonっぽい。
レンズは見た目よりメチャ軽い。FULLとLIMITの切り替えでマクロ撮影に集中できる。
国産。シリアルナンバーいい感じ。
フード装着。
個人的には金のキラキラ不要。
正面はシンプル。
電子接点が誕生した時代。
どこもかしこも美品。
マクロ撮影で夢中になっていると被写体に寄り過ぎてレンズに触れてしまうことがあるのでフードを装着して撮影した方がいい。
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 272Eの作例Review
Sony α7Ⅳ。奥多摩。幼少期から釣りしてるので動きがプロかった。多分田舎にはプロより上手い釣り師うじゃうじゃいる多分。
新緑。いいよな。春。4月下旬。恋の季節。(どうした頭でも打ったか?)
空の青と白い雲と木々の緑のコントラストがたまらん。
奥多摩湖のダム。
俺「こんにちは」虫「見つかったか?やべー。でも動くとまずいな、俺葉っぱみたいだからバレてないはず。人間こえー。」俺「かわいいお目めでバレてますよ」虫「マジか!?」
別日だけど春。湧き水が尊い。
虫さんがツルツルしておいしそう。(その感情やめい)
春は恋の季節。(もう一回頭打てば治るぞ) ちょい逆光に弱いところもフレアゴーストで雰囲気出て素敵。
いつからだろう、人間を避けるようになったのは。
さすがの描写力。手持ちマクロ。
夕暮れで泣けるタイプ。
また明日。
バイバイ。
まとめ
中古価格が安いからと言って侮るなかれ。写りを見よ。タムキュー272Eを久々に持ち出したら一目惚れし直した。現行とオールドレンズの中間でフレアーやゴーストも多少発生するので90mmマクロでは希少な選択肢となるモデルのタムキューだ。
AI曰く「TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 272Eは優れたマクロ性能とクリエイティブな撮影体験を追求するカメラ愛好家やプロフェッショナルにとって理想的な選択肢の1つ。驚異的な解像度と優れた光学性能に加えマクロ撮影以外のシーンでも優れたパフォーマンスを発揮する。防水防塵の堅牢な設計と多機能性により幅広い撮影ニーズに応えることができる。写真愛好家にとって欠かせないレンズである。」だとさ。どうせ他のレンズでもそんな感じのこと言うんだろ?(どうした)
という訳で今回は以上。本日も素敵なオールドレンズライフをお過ごしください。