Summicron M 50mm f2 3rd Review作例ブログ Leica銘玉オールドレンズ 第3世代ズミクロン

Summicron 50mm f2 第3世代の作例Review

Summicron M 50mm f2 3rd Review作例ブログ Leica銘玉オールドレンズ 第3世代ズミクロン

Summicron M 50mm f2 3rd Review作例ブログ Leica銘玉オールドレンズ 第3世代ズミクロン。前期型カナダ製。1970年代後半はコンピューター設計が行われた時代で本レンズも同様でライカのニュージェネレーションと呼ばれる世代のレンズだ。

Summicron 50mm f2 第3世代 前期型カナダ製と後期型ドイツ製の違いと見分け方

筆者が所有している個体はシリアルナンバー298…で1979年に製造された前期型のカナダ製。前期型はカナダ製でピントリングが扇形、シリアルナンバーはレンズ鏡胴横に刻印されている。後期型はドイツ製でピントリングは半円くぼみ、シリアルナンバーはレンズ天板(銘盤)に刻印されている。いずれもブラッククロームだが、限定モデルがあり、1992年にLHSA25周年記念としてM6などに合うシルバークロームモデルが少数本存在する。

Summicron 50mm f2 第3世代のレンズ外観Review

Summicron 50mm f2 第3世代 前期型カナダ製のスペックReview

  • 製造年:1979年~1994年
  • マウント:ライカM
  • レンズ構成:4群5枚ダブルガウス型
  • 最小絞り値:f16
  • 最短撮影距離:0.7m
  • 重量:実測値196g

Summicron 50mm f2 第3世代の特徴とズミクロンの歴史Review

沈胴型初代ズミクロンはズミタールの前群2枚目の貼り合わせを剥がして空間に置き換えた空気レンズを採用して収差の補正に成功した。レンズのデザインもよく似ているが、元々はズミタール銘で発売する予定で、プロトタイプ(試作品)はズミタール銘で79本製造され、後に回収された。

高屈折率の新種ガラス、ランタンクラウンガラスを採用し、ガウス型の欠点だったコマ収差を克服した。このようにレンズ性能が向上した要因はコーティング技術の進化があったからこそ可能になったものである。

開放からシャープで先鋭な画像が全画面に渡って得られ、当時としては画期的な高性能だった。当初はズミタール銘で発表する予定だったが、市場や消費者に強烈なインパクトを与える為にレンズ名を「Summicron」に変更して発売された。

1969年に発売された2代目ズミクロンSummicron 50mm f2 2ndはレンズ構成が変更され、レンズ枚数が7枚から6枚になった。無限遠ストッパーも省略されている。世界がレンジファインダーから一眼レフカメラへと移行していき、ライカは経営難になっていた時代柄もある為、一般的にコストダウンしたレンズと言われている。

モノクロからカラーへ以降していった時代でもある為、よりカラーへ対応した新種のガラスが採用されている。軽合金を使用してレンズは軽量化され、最短撮影距離が1mから0.7mへ短縮された。

Summicron 50mm f2 第3世代オールドレンズ外観Review

撮影機材はSony α7CⅡとAuto Chinon MCM 55mm f1.7 Multi Coated Macro。

Summicron 50mm f2 第3世代のレンズ外観Review

ライカがウィルドに買収される前後の時代1970年前後のコスト削減された頃のレンズと比較すると作りはマシになった。

Summicron 50mm f2 第3世代のレンズ外観Review

最短撮影距離0.7mで重量は196gと軽量。

Summicron 50mm f2 第3世代のレンズ外観Review

1979年製。3rdの前期型はカナダ製でシリアルナンバーはレンズ鏡胴の側面に記載、ピントリングの指かけは台形(扇形)。

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後期はドイツ製でシリアルナンバーはレンズ銘盤(天盤)に記載、ピントリングの指かけはくぼみタイプ。重量は不明。

Summicron 50mm f2 第3世代のレンズ外観Review

レンズの状態は前玉に若干クモリ跡ある程度。

Summicron 50mm f2 第3世代のレンズ外観Review

左から球面ズミルックス35/1.4(186g)、ズミクロン50/2 3rd(196g)、エルマリート2nd 28mm f2.8(285g)。左2つが小型軽量という事もあるがエルマリート2ndはやはり大きめ重め。写りは滲みと軟調気味で好みだが。

Summicron 50mm f2 第3世代のレンズ外観Review

Summicron 50mm f2 第3世代オールドレンズの作例

開放は僅かに滲む。さすがはズミクロンの描写だが、持ち味はシャドウ。まぁボチボチ見ていってくれ。

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要するにシャドウのグラデーションが豊富。いい雰囲気だ。

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唐辛子だよね。干してる。

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崩れかけがエモい。

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開放は周辺が甘く減光も若干あり、視線は自然と中央部に集中。

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絞ると周辺も解像して均一な画質に。悪く言うと平坦。シーンによって開放と絞りの使い分けすればいい。

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柔らかい描写で安心。第三世代はコンピューター設計を取り入れたニュージェネレーション世代のレンズなので、よく写り過ぎるか心配したが、程々。

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黒がいい。

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ライカのよさは、レタッチがいらないところ。これマジ。好きな理由は、その歴史と当時のライツ社長の哲学や経営方針と、やはり写り。クセ玉ばかり注目されるが実は渋い。

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暗部が潰れないところがマジ最高。渋いしエロい。

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開放の絶妙な緩さ。ズミクロンは開放から1段絞った感じで勝負してる。

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f4で充分程よくガチガチ。これ以上絞っても大して変化なし。つまらないと感じる人はいると思うし、そういう人にとっては個性がなくてつまらないレンズかもしれない。

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逆にこの頃のライカのレンズは撮影に集中できていいかも。ゴーストも出ないし。そっか、1980年前後か。

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この適度な緩さとシャドウがたまらん。オールドレンズ110本目(大体)にしてようやく見つけたかな、ずっと使っていきたいレンズ。Mのズミクロンか。じゃあ、35mmのズミクロンも欲しいな。

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できれば赤ズマロンも欲しい。ズマロンもガウス。オルソメター型に近いが。

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つつじも紅葉する。花が咲いた5月につつじ祭りが開催され、多くの観光客で賑わうが、誰もいない時に静寂を独り占めするという贅沢。

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非球面レンズは興味ない。球面で自然な主張しない感じがいい。美人は3日で飽きる、ブスは3日で慣れる。(それとは違うと思う)

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冬空、曇りで寒かったが、太陽との距離が少し縮まった瞬間。薄雲の向こうに太陽がいる。

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写真は、映像を記録するものであるが、感情を記録するものでもある。

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トンビ。ボディ内のAPS-Cクロップとスーパーズームみたいな合わせ技。

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カラーの発色も地味でいい。クリエイティブルックNTということもあるが、人間の眼に近い自然な描き方。この頃完成したのか。

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空気中の水蒸気も写し撮る。空気や湿度も映ると言われるのは、冗談ではなく本当に写るレンズがあるし、そういう時がある。

 

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写真は撮ってる時より見てる時の方が好きかもしれない。帰って見るのは日々の楽しみだ。

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造園師は芸術家。

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もう一度言う。造園師は芸術家。造園に力を入れてる神社仏閣は生きた博物館。だから好きなんだよね。美しい。

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ここ、計算してるな、こだわってるな、という発見が面白い。言葉を交わさない対話ができる。残念ながらこれに気付いたのはここ最近。メッセージがある。

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メッセージ。プレゼント。メッセージやプレゼントがない神社仏閣もある。それは寂れる。

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お賽銭入れたりお守り買ったりしようね。そうやって守って子孫に残していくんだよ。人と文化と神様(ご先祖様)は三位一体。現世も霊界も表裏一体。繋がってる。そう、だからお祈り、お参りするのだ。参拝はお墓参りみたいなもの。

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こっちは潰れ気味の写真で、

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こっちは粘り気味の写真。

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メッセージを見つけると嬉しい。日本の四季は素晴らしい。

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ゴーストチェック。こんな感じでフレアーっぽい。

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現行レンズみたいに光源が放射状の星みたいになった瞬間。

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最近試してるピンボケ写真。ピント合わせないでシャッター切る。

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ピント合わせる。見え過ぎなくていいものもある。自分も写真や文章でメッセージを残したい。レビュー以外で。

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自分が生きた記録を残したい。しかし柔らかい描写でうっとりするなぁ。

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よくいる鳥さん。木枯らし。

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いつも素敵な歌声をありがとう。君がいないとすごく寂しいよ。鳥の鳴き声がない人生は考えられない。多分、今、生きてるこの日々がもしかすると、最上級の幸せなのかもしれない。

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新たな試みで、これに至ってはカメラを振りながらピンボケを作り出してる。

Summicron 50mm f2 第3世代の作例Review

不思議な写真が撮れる。これをズミクロンでやるか?っていう贅沢。それがいいのよ。レンズが刀みたいになってきた。

Summicron 50mm f2 第3世代の作例Review

ズミクロンなんだなって思った。収差は自分で作り出すのか。

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すると、同じ木でも色んな表情を見せる。対話。

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ジャスピン、ピンボケ、どちらもいい。

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現世、現実に戻った。神社仏閣は多分ゲートなんだろうと思う。そうだよな。だから儀式もある。

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俺の先祖はシャーマンか?

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そんなことをふと思った日。

Summicron 50mm f2 第3世代の作例Review

Summicron 50mm f2 第3世代で実写した感想と写りの特徴まとめReview

  • 黒の中の黒が写る(シャドウのトーンが豊富)
  • 開放でほんの僅かに滲む
  • 絞っても変化が少ない(F4以降変化ほぼなし)
  • カラーの発色は穏やかで扱いやすい
  • ゴースト(グレア)は発生しない、フレアは最小限
  • 最短撮影距離0.7mの恩恵は大きい
  • 開放は周辺が甘い
  • 開放の遠景は壊れてるかと思う位画が眠い。オーバーインフかもしれない。ライカなのに?
  • ズミクロン50mm第三世代は高描写になってしまうか懸念したが線が細く優しい描写は健在
  • ピンボケ試してる
  • 現世もあの世も表裏一体
  • 俺の先祖はシャーマンか

まとめ

一見派手さがなく個性に欠けたレンズに思えるかもしれないが、和風だしのように温度と共に変化する香りと噛むほどわかる素材の旨味や味わいが深い。

開放の遠景は全然写らない。ライカ純正ではあり得ないがオーバーインフか、開放時のピントを無限遠からマクロ側に寄せてるのかと思う程、開放の無限遠の描写は捨ててる。故障か?修理ミスか?

そこだけが大きな欠点だが、これもライカからのメッセージだと思って、受け入れればいい。それは嫌だと思うなら使わなければいい。そういうこと。

今回は以上。本日も素敵なオールドレンズライフをお過ごしください。

 

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