Kern Paillard Switar 16mm f1.8 H16RX レビュー作例 Cマウント シネオールドレンズ
Kern Paillard Switar 16mm f1.8 H16RX レビュー作例 Cマウント シネオールドレンズ
Kern Paillard Switar 16mm f1.8 H16RXの購入経緯レビュー
M4/3で使用するとフルサイズ換算で焦点距離は32mm。本レンズの前に2本購入した25mmだとフルサイズ換算で焦点距離は50mmなので広角が欲しくて購入した。
ただ、さすが名門KernのSwitarで写り過ぎる感がありクセ玉感は薄い。その一方でかなり寄れるのでMacro銘は付いていないがマクロ的にも使える為重宝する。フルサイズミラーレスカメラに装着してもAPS-Cクロップと超解像ズーム1.5倍でほぼカバーできる。この場合僅かに周辺減光気味にケラれる。筆者はこの位が好みだが、気になるなら1.6倍にすればいい。
筆者はSony α7CⅡを使用しているが、このような機能を使えばM4/3のイメージセンサーより広い画角もカバーできるので本当に便利だ。α7CⅡは521gで最近筆者が購入したOlympus PEN E-P7は345gと180g位差があるので甲乙つけがたい。
E-P7はサイズは軽いがボディの重心の位置と浅いグリップの影響でカメラを持つと重量以上の重さを感じる。一方のα7CⅡはボヂィの重心が多分人体工学に基づいて設計されていて、グリップも手に馴染みやすく、カメラを構えると重量より軽く感じる。バッグに入れると質量そのものを感じる。
そしてE-P7は売った。理由は慣れたSonyが使いやすいし2台は必要ない。カメラボディの物撮りや自撮りでカメラボディも写したい場合はSony製のどれかを選ぶことにする。
Kern Paillard Switar 16mm f1.8 H16RXのスペック
重量:139g(マウントアダプター込み159g)
Kern Paillard Switar 16mm f1.8 H16RXの作例レビュー
撮影機材はSonyのフルサイズミラーレスカメラα7CⅡ。
開放では周辺がかなり流れる。APS-Cモードでクロップして全画素超解像ズームで1.6倍なので焦点距離フルサイズ換算38.4mmで撮影。もし周辺の流れが気になるなら超解像ズーム2倍にして焦点距離48mmで標準レンズとして使用してもいい。
ハイライトが滲む。春はいいなぁ。
我が子を撮影する母親を撮影するワタクシ。スナップしていてカメラマンの後ろ姿を撮ることはよくある。
全てjpeg撮って出し。クリエイティブルックを変えているだけ。これはFL。
これはSH。
最短撮影距離はこんな感じ。
世界観がよき。メルヘンかよ。地球は元々メルヘン。滲みがいい。
春はいい。春はいい。
皆浮かれてる。
開放で狂暴に流れる周辺部がクセ玉感満載。ハイライトのエモい滲みと中央部の高描写がミックスされて独特の世界観が演出できる。
絞ってモノクロ。
バイバイ。
Kern Switar 16mm f1.8 H16RX 写りの特徴レビュー
- ハイライトの滲みがエモい
- さすがシネレンズ専門KernのSwitar優しい描写
- 周辺像がメッチャ流れるクセ玉
- 真ん中だけ欲しいならAPS-Cと超解像ズーム2倍で焦点距離48mmで使用もアリ
- 寄ってマクロ側が結構イケてた
- 大画面で見ると光源が綺麗な玉ボケになりそうな感じがあった
まとめ
周辺像の流れが激しいのでエモい高描写なのにクセ玉感を活かした作風に仕上げてもいいし、APS-C×2倍にクロップで焦点距離48mmで標準レンズとしても面白いと思う。本レンズは海外で価格高騰していて輸入すると円安の影響もあり送料など合わせて総額で10万円程かかる。え、そんなすんの…。
16mmフィルム用のCマウントのシネレンズはデジタルミラーレスカメラで使えるようになってから人気が高まり、1本購入するのも大変だ。貴重なレンズを入手できて試写してレビューできて幸せだな、今も、いつも。
もっと今に感謝しないとな。いつも今が一番幸せなのかもしれない。過ぎた過去ばかりに囚われ過ぎずに、いつも今に感謝して今を最大に楽しんで生きていきたい。
今回は以上。本日も素敵なオールドレンズライフをお過ごしください。