KONICA HEXANON AR 135mm F3.2のReview作例 ヘキサノンARの銘玉中望遠オールドレンズ
KONICA HEXANON AR 135mm F3.2のReview作例 ヘキサノンARの銘玉中望遠オールドレンズ。KONICA HEXANON ARシリーズの焦点距離135mmテレ側(望遠側)レンズは開放F値2.5(5群5枚)、3.2(4群5枚)、3.5(4群4枚)と3種類存在する。その3種類のレンズの中で最も描写力が優れていると評価されているエルノスター型オールドレンズHexanon AR135mm F3.2のスペックやレンズ構成と作例を少し紹介してレビューを行う。
KONICA HEXANON AR 135mm F3.2のスペック
- 発売時期:1968年
- 発売元:小西六写真工業製
- マウント:ARマウント
- 焦点距離:135mm
- 最大開放F値:F3.2~最小16
- レンズ構成:4群5枚エルノスター型
- 絞り羽根枚数:6枚
- コーティング:アンバー系(橙) とマゼンタ系(赤紫) の単層膜コーティング
- 最短撮影距離:1 m
- フィルター径:φ55mm
- フード:引き出し式フード内蔵
- 最大径×長さ:61mm×95mm
- 重量:383g(実測値)
KONICA HEXANON AR 135mm F3.2のレンズ構成
御覧の通りKonica Hexanon AR 135mm f3.2のレンズ構成は4群5枚のエルノスター型である。「レンズ構成エルノスター型とは」
レンズ構成は4群5枚Ernostar型で写りの特徴は、高描写なのに優しいパステル調の発色で、その反面さすがエルノスター型135mm、Bokeh Monstar。もちろん海外の評価も高い。Flickrを見てもアーティスティックなフォトグラファー猛者達の投稿がズラりと並ぶ。
KONICA HEXANON AR 135mm F3.2のレンズ外観
KONICA HEXANON AR 135mm F3.2の作例
撮影機材はSonyのフルサイズミラーレスカメラα7Ⅳ、レンズの素性を探る為、クリエイティブルックはNTでjpeg撮って出し。
どうしても寄りたくなってしまうサガ。やはりBokeh Monster、エルノスターだ。
ヘキサノンARやっぱいい。よく写るなしかし。「135mmに外れなし」というが、本レンズも例外にあらず。というか大好き。
虹ゴーストも出ちゃう。通常虹ゴーストの中はコントラストも画質も低下するが、かなり粘っている。銘玉の香りがする。パステル調の嫌味がない優しい発色もいい。
数千円で買える国産コニカARの銘玉。コスパ最強おすすめ中望遠オールドレンズの筆頭。
偶然蜂さんが映り込んだ。かわいいかよ。
いつも通り焦点工房のマクロアダプターを装着しているが、ボケがとろんとろん。
必殺2線ボケ。「必殺」って単語分解すると怖い。「忍法」の方が平和的でいいか?でも忍者じゃないしな。
最後に持ってきたが「The Ernostar」。
まとめ
筆者は数年前に国内オークションで数千円でよく調べずに軽い気持ちで購入したがとんでもない銘玉だった。値段じゃ写りはわからないものだと再認識した。ヘキサノンAR135mmF3.2はマイナーなARマウントということもあり、個体数も多いので中古相場は数千円と激安だ。
中望遠オールドレンズで何がいいか迷っていてARマウントアダプターを持っている、もしくは他のARマウントオールドレンズの購入も検討しているなら、是非おすすめだ。また、ポートレートでも間違いなくその威力を発揮するだろう。
今回は以上。本日も楽しく素敵なオールドレンズライフをお過ごしください。