Topcor-S 50mm f2 L のReview作例 Topconトプコン東京光学の銘玉 神オールドレンズ
Topcor-S 50mm f2 L のReview作例 Topconトプコン東京光学の銘玉 神オールドレンズ。東京光学(Topcon,トプコン)は1932年、大日本帝国陸軍の要請で作られた光学兵器を開発、製造する企業。Topcor-S 5cm F2は1954年にErnst Leitz社のバルナックライカをコピーして製造された同トプコンのLeotax F用の標準レンズ。トプコールSの初期型と中期型は真鍮製の鏡胴でガラスの重量も感じられ高級感がある。
Topcor-S 50mm f2とは何ですか 設計者とバージョン
Sが付く前の最初期モデルは丸山修治氏が設計を担当。空気レンズを採用した3群ガウス型で像面の平坦化と非点収差の補正がされている。近距離から無限遠まで収差が少く優秀なレンズ。
その後大沢秀夫氏が新種のガラスを採用、空気レンズを廃止してレンズを貼り合わせたことにより、それまでの欠点だった像面歪曲とフレアーの発生を改善した。解像力は中心部から周辺まで均一で立体描写に留意して優れた縦深描写を重要視した。
「S」はSpecialのS。Topcon35Sに付いていたTopcor 44mm f2は少し無理をして短い焦点距離にしたことと、シャッターの制約により描写は多少落ちる。
トプコールS50/2は複数の世代が存在するが、そのモデルにより光学の変更はない。鏡胴は3回変更されていて、最初期と初期は鏡胴の素材は真鍮製で白(シルバー)で形状も同一。中期は真鍮をクローム仕上げでマウント部は距離目盛や絞りリングをブラック仕上げにした。絞りは1ステップごとに1/3クリック間隔目盛り。1957年に後群の偏芯を厳しくする為に形状と加工工程を変更したが、光学そのものに変更はない。
1958年最後期は鏡胴素材がアルミ鏡胴に変更され軽量化、デザインが一新された。ヘリコイドの回転角度が164度から88度に変更し、ピントリングのノブストッパーを廃止。より速写性がアップし、スナップに特化した仕様となった。絞りの1/3クリックも廃止された。フィルターはどの世代も40.5mm。
Topcor-S 50mm f2の世代別特徴と違い見分け方
- 初代:Topcor 5cm F2 真鍮製 白(シルバー)鏡胴
- 初期型:Topcor-S 5cm F2 真鍮製 白(シルバー)鏡胴
- 中期型:Topcor-S 5cm F2 真鍮製 白(シルバー)&黒(ブラック)鏡胴
- 後期型:Topcor-S 5cm F2 アルミ製で軽量化 黒(ブラック)鏡胴
後期型の鏡胴は真鍮製からアルミ製に変更し軽量化された他、ピントリング回転角度164度から88度へ変更。絞りは1ステップごとに1/3クリック間隔目盛りが廃止された。
Topcor-S 50mm f2のレンズ外観Review
MAMIYAのレンズキャップついてるがトプコールS 50mm F2。
前玉のクモリがすごいが写りは特に気にならなかった。クモリはそんなに気にすることはないのかもしれない。その昔、クモったレンズはよく写るという理論の元、敢えてくもらせたレンズで特許申請したレンズ設計者もいた。
もうちょい角度変えて向こう側が抜けてるか見たい。抜けるクモリと抜けないクモリがある。そう、今は亡きレンズなんです。以下に東京光学とは何かについて簡単に備忘録メモ。
東京光学 TOPCON トプコンとは
東京光学 TOPCON トプコンとは、日本の光学兵器開発と製造の為に帝国陸軍が関与して1932年(昭和7年)9月1日に設立したカメラやレンズを製造する光学メーカー。現在は東京都板橋区に本社があり、主に医療用レンズや測量機器を製造販売している。
当時は日本の陸軍向けに火砲や銃の照準眼鏡(狙撃眼鏡)、空軍向けに戦闘機や爆撃機用の射撃照準器や爆撃照準器を供給していた。一方で海軍が関わっていた日本光学工業(現ニコン)と共に軍需光学機器製造の双璧として「陸のトーコー・海のニッコ-」と呼ばれていた。
戦後は民生用として一般消費者向けにカメラやレンズを供給する人気メーカーだったが、1981年(昭和56年)に一般向けカメラ市場から撤退している。現在のトプコンは、「医・食・住に関する社会的課題を解決し豊かな社会づくりに貢献します。」を経営理念にDXソリューションをグローバル展開し、主に眼科関連の医療機器や測量機器等を製造販売している。
旧社名は東京光学機械 株式会社で、東京証券取引所プライム市場に上場している。証券コードは7732。
Topcor-S 50mm f2の作例Review
ハイライトとシャドウをチェック。いい感じに粘ってる。今回はRAWストレート現像。というか昔RAWで撮ってたがデータ重いのが嫌でjpegにした。RAWで撮ってそのまま出したらRAWストレートという。jpegで撮って現像するとjpeg撮って出し。言葉のまま。
中野駅再開発。
フジヤカメラに寄ったついでに中野スナップ。昔飲食店で働いていたのでゴミ置き場とか見るとその時の感情が蘇って心が勝手にエモくなる。
俺はデシャップでタバコ吸ってた。こんな風に外でちょい休憩なんてなかった。中野は路地裏がエモい。
地中海っぽい色使いの建物と偶然映り込んだ衣服のフードで信号機になった。
なぜそうなった。エモいのに色々ツッコミ入れたくなる。
中野駅そばに大きい公園あるよね。向かう。
よちよち歩きの赤ちゃんかわいい。見守るお父さん。
まぁそれやるわな。むしろその瞬間が一番うまいし至福。
画になる木を発見。
「ママー」ってつま先立ち背伸びがかわいい。俺も昔子供だった。
「あ、ワンコだ。遊びたいなぁ…。」ってお尻してる。Dog=God。
50mmの距離感もいいなと思った。
ベンチで酒を飲みながら噴水発見。
佇まい。
佇まい。
最初誰もいなかったけど人が集まってきて遊園地みたいになった。
そんなに?なんかのジャケットみたい。かっこいい。
スタッフがゴミを拾っていた。捨てんなよ。
誰もいなくなった後の静寂も好き。むしろそれが真骨頂。
静けさ。誰もいなくなってから筆者も1人で少し遊んだ。子供の頃は一目を気にせずはしゃげたのに、いつからだろう。人の目を気にして生きる大人になったのは。あるがままでいたい。
そんなにガチャガチャで幸せな姿見せられると泣くぜ。いいのか。泣いちゃうぞ。
感情が揺さぶられる瞬間にシャッターを切ると、後になってもなぜシャッターを切ったのか思い出す。この頃は無駄な写真が多かったけど、中にはいい写真もある。
作例とかいいからさ、作品つくっていきたい。レンズ買う病気を治したい。これ結構マジ。
トプコールいいな。そうか、このクモリがいいのか。
なんというか、うまくいかない人生すら楽しめたら無敵だよね。うまくいかなくて当然。
人生とは。生きるとは。
籠の中のみかんを見つめて家族で食べてる時の情景を想って幸せな気持ちになってるんだろうな。一家団欒が一番幸せなのかもしれない。俺にはできない。
最近ピンボケが大好き。
ごめん。俺、募金は全て信用してないんだ。特に動物使ってお涙ちょうだいの募金。
もう一本酒買って電車の中で飲んで帰った。
まとめ
まとまらない感情をまとめずに綴った。作例紹介やレビューじゃなくてやりたいようにやろうかな。それが自分らしいかもしれない。
そんな気持ちにさせてくれたトプコールをまた買い戻したくなった。
カビレンズとクモリレンズで撮った写真がなぜか感情を突き動かすことに気付いた。
高価なレンズじゃなくて捨てられそうなレンズで撮りたいと思った。
作り手の気持ちを感じたいから古いレンズが好きなのに、なぜレンズの状態を気にするのだろう。
むしろ汚れている方が自然なのに。古いから。使われてきたから。それだけ撮り手の感情も入ってるから。そのガラスに。
もうレンズ増やさずに写真撮りまくってほしい。
レンズの性能とか試写じゃなくて、本当は何を表現したいんだ?と問いたい。
好きな女に振り回されてるのと一緒。人に振り回されるな、人を振り回せ。
レンズに振り回されるな、レンズを振り回せ。
レビューする為にレンズを買うな。写真を撮る為にレンズを使え。
自分への怒りをぶちまけてみた。読みづらかったらすみません。
また会う日まで。