Topogon型レンズ構成 Goerzゲルツのエミール・フォン・フーフが発明したトポゴン型オールドレンズ

Topogon型レンズ構成 Goerzゲルツのエミール・フォン・フーフが発明したトポゴン型オールドレンズ

Topogon型レンズ構成 Goerzゲルツのエミール・フォン・フーフが発明したトポゴン型オールドレンズ

Topogon型のレンズ構成はGoerz(ゲルツ)のエミール・フォン・フーフが発明した。彼は伝説の銘玉Dagorの設計者だ。トポゴン型オールドレンズの源流と歴史、代表的なオールドレンズを紹介する。

トポゴン型レンズ構成図Optics

Goerz Hypergon 75mm f22 Optics 画像転用元:滲みレンズ

Gorz Hypergon Optics

Zeiss Topogon 2.5cm f4 Optics 画像転用元:Wikipedia

W-Nikkor C 25mm f4 Optics

W-Nikkor C 25mm f4 Optics 画像転用元:ものことごはん

W-Nikkor C 25mm f4 Optics

Canon 25mm f3.5 Optics 画像転用元:マップカメラ

Canon 25mm f3.5 Optics

トポゴン型を発明したゲルツのエミール・フォン・フーフとは

エミール・フォン・フーフはザイデルの5収差を補正したAnastigmat(アナスチグマート)対称型6枚構成の新型写真レンズを独学で設計し、Carl Zeiss(カール・ツァイス)に売り込んだが採用されず、1892年Goerz(ゲルツ)に就職し、このレンズで特許を取得した。このレンズはドッペルアナスチグマート・ゲルツ(Doppel-Anastigmat Goerz )というレンズ名で販売され非常に高い評価を得た。1904年に頭文字を取ってDagor(ダゴール)と改名した。

4枚構成のレンズを設計しドッペルアナスチグマート・ゲルツIbとして発売し、後にセロールと改名。1900年にトポゴン型の原型となる対象型2枚構成の広角レンズ Hypergon(ハイペルゴン)を設計している。

Goerz Dagor

画像転用元:無一居

トポゴン型オールドレンズ

1900年 Goerz Hypergon f22やf6など

1933年 Zeiss Topogon 2.5cm f4 戦前は軍用のみ製造、戦後は民生用に少数製造(数百本か)

1938年 Zeiss Pleon リヒター設計 魚眼 第二次世界大戦で航空監視用

1940年 ボシュロム Metorogon GoerzがZeissに吸収合併されてZeissの特許を供与 アメリカ航空隊の航空監視カメラ限定 軽自動車と同じ価格

1954年 W-Nikkor C 2.5cm f4 L39マウントは700本、ニコンSマウントは2700本

1956年 Canon Lens 25mm f3.5 L39マウント

1956年 Zeiss Pleogon Contax35mmレンジファインダー

1964年 KMZ Orion15 28mm f6 L39マウント

トポゴン型レンズの源流と歴史

TopogonはHypergonを元にCarl Zeiss AGのロバート リヒターが1933年に特許を取得した広角(当初100度)の対称写真用レンズ。4群4枚のメニスカスレンズで構成され、中央開口部の周りに対称的に配置されている為、ダブルガウス型の変形とみなされる。

Zeissのリヒターによるとトポゴンの設計は、最初の超広角レンズの1つである1900年Gorz(ゲルツ)で設計されたHypergon(ハイパーゴン)である。ゲルツの為にハイパーゴンを設計したのは、1892年にダゴールアナスティグマトを設計した数学者エミール・フォン・フーフ(ヘーグ)。Hypergonは広い画角140°をカバーし、視野の平坦性と歪曲収差の補正は良好だが、軸上球面収差と色収差を制御する為に最大絞りはf22と暗かった。ハイスピードのハイパーゴンの新しいバージョンは画角を90°に制限して行われ、最大絞りをf6.3に増やした。

トポゴンは、縦球面収差を補正する為に、大きな球面の内側に強く湾曲したメニスカスレンズの2番目の対称セットを追加することによって、高速ハイパーゴンから派生した。リヒターが最初に特許を取得した設計は、100°をカバーするaf=66mm f6.3レンズで、この特許にはケラレを最小限に抑える為に平行要素を使用したものなど、基本設計に対する他の2つの改良も含まれている。Topogonは地形測量と写真測量の使用を目的としていた。

トポゴンは後の1938年にPleon(プレオン)魚眼レンズに、1956年にはリヒターとフリードリッヒ コッホによってPleogon(プレオゴン)レンズが開発された。 プレオンは第二次世界大戦中に航空監視用として使用され、大きな負のメニスカスが装備されていた。逆望遠設計の初期の例として、Topogon型の前にある固定グループ、歪みのない画像を実現する為に特別なプロジェクターが必要だった。写真測量に使用されるPleogonは、中央絞りの直前に接合色消しレンズを使用し、レンズの対称性を維持する為に両側に2つのメニスカスグループを追加した。Topogonレンズは、様々な焦点距離で f3.5からf15の範囲の最大絞りで製造されている。

Goerz(ゲルツ)は1926年にZeiss Ikon(ツァイス・イコン)社に吸収合併された。1895年にゲルツのアメリカ支店が設立され、トポゴンのデザインをボシュロムにライセンス供与し、ボシュロムはトポゴンと同じ米国特許で米国向けのメトロゴンとして製造した。メトロゴンは1940年代初頭に軽自動車と同じ価格で販売され、市場はアメリカ陸軍や航空隊向けの航空監視カメラに限定されていた。1943年にボシュロムに譲渡されたウィルバーBレイトンによる後の特許は、外側の正メニスカスレンズの1つに空気間隔を設けた2つの正メニスカスに分離した。これは、1938年にHasselkus & Lombが発行した初期の特許と同様。リッチモンド。

同様に、 Topogonの主な市場は軍事用と政府用の航空写真と地図作成だったが、民用バージョンは戦前のZeiss Ikon Contax 35mmレンジファインダーカメラ用に製造され、Topogon 2.5 cm f4として少数本生産された。同様の設計を使用したレンズは、1954年Nikon W-Nikkor C 2.5cm f4、1956年Canon Lens 25mm f3.5、1964年KMZ Orion-15 28mm f6。第二次世界大戦後は距離計システムに使用された。マミヤは、中判用マミヤプレスカメラシステム用に同様の設計のレンズ、マミヤセコール 65mm f6.3をリリースした。

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