Heliar(ヘリアー)型の発展Oxyn(オクシン)型 旭光学 TAKUMAR 58mm F2.4 自分用メモ備忘録

Heliar(ヘリアー)型の発展Oxyn(オクシン)型 旭光学 TAKUMAR 58mm F2.4 自分用メモ備忘録

ヘリアー型の発展オクシン型 TAKUMAR 58mm F2.4 自分用メモ備忘録

  • TAKUMAR 58mm F2.4
  • 1957年発売
  • Asahiflex IIのレンズ
  • 3群5枚オクシン型

オクシン型とはトリプレットレンズの後継レンズで前玉と後玉にレンズが一枚ずつ追加されているレンズ構成。ヘリアーの生みの親ハンス・ハーディングがヘリアーの発展型として設計したのがオクシン。ヘリアーの前群とダイナーの後群を併せ持っている。明るさをキープしながらバックフォーカスを取るという難題に取り組んだ結果の構成だと考えられる。

オクシン型はVOIGTLANDER社の設計技師Hans Harting (ハンス・ハーティング) が特許出願した。ヘリアー型構成に於ける特に歪曲の改善を狙った光学設計だ。第3群の凹凸を反転させた光学設計Oxyn (オクシン) 型構成とも見られ、アメリカで1954年に特許承諾している。オクシン型を採用しているレンズは希少で国内ではTAKUMAR 58mm F2.4の他は未確認。

結局トリプレット発展型のヘリアーが非常に優秀で、オクシン型も似た発想。なるべく少ないレンズ枚数で収差を抑えて、どの収差を抑えてどの収差は妥協するかという問題。抑えられないならむしろそこは目を瞑って開放するみたいな。

ヘリアーは1900年、オクシンは1904年と古い。ダルメイヤーのコンタックはヘリアー型で優秀。米特許 US1421156。米コダックのフレッド・アルトマン Fred Altmanによるエクター Ektar 米特許 US2279384 も優秀。そして日本では1950年代にアサヒフレックスが優秀なヘリアー型レンズを市場へ投入。これがTakumar 58mm f2.4だが、厳密に言うとこれがオクシン型。

参考元:出品者のひとりごと…

M37をM42へ変換するアダプターmuk

 

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