CHINON Macro 55mm F1.7はKern Alpa Macro Switar 50mm f1.7と同一設計

Auto CHINON Macro 50mm F1.7はKern Alpa Macro Switar 50mm f1.7と同一設計

Auto CHINON Macro 50mm F1.7はKern Alpa Macro Switar 50mm f1.7と同一設計

Auto CHINON MACRO 50mm F1.7は長野にあるチノンの工場でOEM生産していた。ちなみにアイキャッチ画像のレンズは「AUTO CHINON MCM 55mm f1.7 Macro Multi Coated」で50mmの後継モデル。チノン製のM42カメラ「Alpa Si2000」とともにAuto-Alpaの名で供給された製品と同じ光学系のチノン製マクロレンズ。マクロスイターを意識して作られた。CHINON CE-4 (ALPA Si3000)は、スイスのカメラメーカーALPAで取り扱われたチノンの名機で日本国内では未発売。日本国内では1982年にCE-4sとして発売された。Si3000はSi2000の廉価版。Si2000が上位機種。Si2000に装着してカタログに掲載されたレンズ、Auto Alpa Swiss 50mm f1.7 Macro、Auto Alpa Swiss 35mm f2.8、Auto Alpa Swiss 135mm f2.8。Chinon CE2 MemotronはSi2000のベーシックモデル。

ALPA Si 3000

「Mod. Si 2000」は「Photokina "80"」に置き換えられた。「Si 3000」はモデル指定であり最新の全ての「ALPA Sシリーズ」の中で最もモダンで安価でコンパクトなレフレックス カメラ「CHINON CE4」を僅かに変更したもの。「Si 3000」のケースの重量は「Mod. Si 2000」よりも260g軽量。これは、これまで金属で作られていた特定のコンポーネントにプラスチックを使用したことも一因だが、それだけではない。500大の重量を量ったボディは完全に新しいデザインの結果の一部であり、カメラの容積も以前のモデルと比較して大幅に削減された。いわば最も抜本的な革新であり第2世代を傍観者として設立した。Mod 2000年にまだ使用されていた試行錯誤されたM42x1ユニバーサル交換可能スレッドは、ASAHIが特許を取得したPENTAX-Kバヨネットに取って代わられ、ネジマウントに取って代わった。しかし、ALPA Si 3000には、現在スイスのシステムで販売されているレンズがあったが、ALPAに適合しなかった。ただし、後で変更される可能性がある。いずれにせよ「Kバッグ」のサンプルは現在存在する。Si 3000のシャッターも新しいものだった。電磁リリースと排他的な電子時間制御を備えた5セグメントスチールカメラ フォーカルプレーンシャッターは、自動モードで無限に可変の開放時間を可能にした。1000秒から8秒までの範囲。 固定時間は100~4秒の通常の幾何学的増分で設定できる。Si 2000モデルのCOPALシャッター(秒) とは対照的に、SEIKO製のシャッターは、ストロボの同期が10秒までしかなかった。ただし、システムに付属の「オートアルパフラッシュ」フラッシュユニットを使用すると、この値に自動的に設定された。5または10の前に向けられたMod赤色光信号で二重露出ロックをオフにすることもできた。同じソースからの点滅ライトによって開始される電子的に測定された秒。Mod. Si 3000には、測定値メモリの電気接地接点と、モーターワインダーの接続用の関連する機械的結合ポイントもあることが期待されていた。「オート アルパ ワインダー」(CHINON POWER WINDER 530)は、最大2ショット/秒の頻度で事前に選択可能な間隔で単発、カウント、及び連続シリーズのリリースを可能にした。 CHINON POWER WINDER 540 S電動ホイストは、シングルとシリアルの切り替えという通常のオプションで満足していた。Mod. Si 3000は、すべてのALPAミラータイプの中で最大のリフレックスミラーの寸法にも驚かされた。これは「Bolsky」システムによるダブルジョイントサスペンションなしでは不可能だった。自動シャッター制御をオフにするにはハウジング自体に被写界深度を確認するための調光ボタンがあった。

ALPA Si 3000には、電源として「UCAR EPX 76」 または「MALLORY 101 14」などの1.5V酸化水銀ボタン電池が3つ必要だった。モーターワインダーに給電するには1.5Vミニョンセル (MALLORY MN 1500)などが4つ必要だった。

ALPA Si 3000用レンズ

以下のKバヨネットレンズがBallaiguesで利用可能だった。

  • AUTO-ALPA LENS 2,8/28
  • AUTO-ALPA LENS 2,8/35
  • AUTO-ALPA LENS 1,7/50
  • AUTO-ALPA LENS 1,4/50
  • AUTO-ALPA LENS 2.8/135
  • AUTO CHINON 2,8/45
  • AUTO CHINON 3,5/200
  • AUTO CHINON 3,5-4,5/28-50
  • AUTO CHINON 35-43 / 35-100 Macro
  • AUTO CHINON 3/80-200 Macro

AUTO CHINON 2.8/45以外のレンズは全てマルチコート。 4レンズ トリプレットを反射するには従来のコーティングで充分だった。

ALPA Si 2000

1976年の「ALPA Photokina」モデルはMod.11siだけではなく、ALPAタイプとは一線を画すモデルでありながら、見逃せないジャパンカメラスタイルのハイクオリティなモデルとして、 「ALPA Si 2000」の内部構造は、「CHINON CE II MEMO」の構造とほぼ一致していた。

M42グループの高度に開発された代表であるTRON。電子時間制御とショートフォーマット側のセグメントシーケンスを備えたCOPAL 3セグメントスチールラメラフォーカルプレーンシャッターにより、1/200秒の範囲で固定時間の設定が可能になった。無段階に作動する自動タイマーは、この範囲を完全な2秒まで延長した。モデルの指定ですでに表現されているように、ねじ込み式のALPAの露出計はMod.11siシリーズのものと同様にシリコンセルで動作した。内部測定はすでに標準だった。当時、彼らは絞りを設定値まで閉じた後、遅滞なく必要な露出時間を決定し、自動モードではシャッタープロセスの為に操作される開閉インパルスをシャッターエレクトロニクスに与えた為、ビューファインダーが暗くなる段階だった。 圧力シャッターは内部制御により自動で閉じる為、動きはほとんど感じられず、使用時には絞りシミュレーション装置を備えたカメラのような利便性が得られた。 レリーズ動作が半分ほど遅れた場合、または単一の絞りを持つレンズが使用された場合、バネや圧力機構がない場合にのみ減光の程度に応じてファインダー像の暗さが認識されたが、同時に深度が減少した。フィールドが認識可能に拡張された。 自動露出機能は戦前の最も古い代表的なものでさえ取り付け可能な全ての光学系で機能した。

ALPA Si 2000には、スイッチをオフにできるトリガーと二重露光ロック、接眼レンズ シャッター、バッテリー テスト ライト、機械式セルフタイマー、センター経由のフラッシュ同期 (X)、および機械的に制御された秒までのケーブル コンタクト (日本オリジナルのFP接点にも存在していた重要性が失われた為ALPA から削除された)、補正値スイッチ、および測定値メモリ。後者によりユーザーは手動に切り替えることなく自動モードによって決定された露出時間を記録することができた。他の照明条件にパンした後も有効になるようにモードを設定する。 ビューファインダー画像の左側の表示フィールドで動作する検流計の針は決定された露出時間に関する情報を提供した。 露出計とシャッターの電子機器はモデル11eから11si(例: MALLORY PX 28)に電力を供給したのと同じ6Vバッテリーから電力を供給された。細かくツヤ消しで均一に明るいファインダーは、中央にマイクロプリズムフィールドがあり、フィルム上の画像の92%を表示した。彼はフレームのスライドと同じ程度にマスクされた。ALPA Si 2000を通常のCHINONと区別する主な特徴は2つある。1つは遥かに安く提供された可能性があるが、ダイカストアルミニウムで作られている 2つ目は、通常の真鍮のキャリングアイの代わりに、ALPAにはストラップキャリングハンドルを取り付ける為の耐摩耗性ボタンがあった。全体としてカメラは堅実な印象を与えた。マットブラック仕上げ、滑らかな表面、コントロールの明確な配置によりほとんどの人は現在でもそれを気に入るはずだ。そのレンズは「ALPA made in Switzerland」にもよく似合う。

参考文献:ドイツ語原文 , M42 Mount Spiral「Auto Chinon MCM Multi-coated Macro 55mm f1.7 vs Auto-Alpa Macro 50mm f1.7」出品者のひとりごと…「AUTO CHINON MCM 55mm f1.7 MULTI COATED LENS MACRO」

まとめ

本当はKern Macro Switar 50mm f1.8 AR が欲しいが、今回紹介したChinon 50mm f1.7の後継モデルでもありKern Macro Switar 50mm f1.7と光学が同一でもある和製マクロスイターAuto CHINON MACRO Multi Coated 55mm F1.7を購入した。ある意味本家マクロスイターよりも楽しみだ。今回は以上。本日も素敵なオールドレンズライフをお過ごしください。

 

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