Carl Zeiss G Biogon 28mm f2.8レビュー作例 広角神オールドレンズ銘玉 京セラCONTAX広角
Carl Zeiss G Biogon 28mm f2.8レビュー作例 広角神オールドレンズ銘玉 京セラCONTAX広角。リッチな諧調トーンが魅力。ドイツのCarl Zeissがレンズを担当し、日本の京セラがカメラを担当してレンズ交換式AFレンジファインダー機CONTAX G1が1994年に登場した。
レンジファインダー機の良さを見直す時代と相まって瞬く間に世界中で人気を博した。レンズ新レンズは結像性能が高く、広角は当時普及していたレトロフォーカス型レンズではなく、ビオゴン型を採用。
これにより歪曲収差が少なく真っすぐな直線、透明感ある色彩、切れ味抜群の描写力など、未知なるハイレベルな領域に踏み込んでいった。そして2年後にはG2が登場した。今回は、そんなコンタックスGシリーズの中でも特に評価が高く人気もあったGビオゴン28mmF2.8を紹介する。
Biogon 28mm f2.8 Gとは 広角神オールドレンズ銘玉
Biogon T* 28mm f2.8 Gは、京セラCONTAXが1994年にGシリーズとして発売したビオゴン型の広角レンズ。プロやハイアマチュアから絶大な支持を受けた近代の銘玉オールドレンズだ。一般的には1970年代以前のレンズをオールドレンズと呼ぶことが多く、コンタックスGシリーズは割と最近のレンズではあるが、とは言え、早30年経過するのでオールドレンズの仲間入りと言っていいだろう。
元祖ビオゴンは1954年にCarl Zeissのルートリッヒベルテレが設計開発したBiogon 21mm F4.5。しかし、ロシアのMMロージノフが特許を取得したレンズ構成がビオゴンの原型らしい。ビオゴンは逆望遠を2つ背中合わせに配置した対象型だ。
前後に配置された大きなメニスカスレンズの恩恵で周辺光量落ちは少なく、歪曲もほぼ気にならないレベルで補正されている。高い解像力と高コントラストかつ諧調が豊富なためトーンで勝負できる広角レンズである。
マウントがニッチな為中古価格はレンズの性能の割に安価なのでねらい目だ。
Carl Zeiss G Biogon 28mm f2.8オールドレンズの外観Review
今回スマホ撮影で失礼。レンズ外観のレビュー後にフィルターを装着しない理由を記述した。
前玉と後玉は飛び出ている。T*の意味は「Zeiss独自のコーティングが施されているレンズに刻印する称号」と「星のように輝くように」という願いの意味が込められている。
対象型なので後玉も飛び出ている。このルックスでガードの尖り具合から、現在のデジタルカメラに装着できると思ってる人自体少なそう。
フィルターを装着しない理由。もちろんフィルターは装着しない。理由は光の透過率が低下して写りに影響するから。100本以上所有していたらいちいちフィルター装着していられない。フィルターはレンズ保護の意味もあるが、写り第一。レンズが呼吸できなくなってかわいそうだし、レンズ内の空気の循環が悪くなりカビやくもりの原因になりそう。
コンタックスGマウントのオールドレンズに装着するアダプター
絶版なので入手困難なKIPON製マウントアダプター、C/G-NEX。中古で約2万円する。筆者は幸運にもレンズとセットで購入した。
K&F Concept製なら新品で6800円位で入手可能。
Carl ZeissコンタックスGシリーズレンズラインナップ
1994年に発売されたGシリーズレンズラインナップ
- Hologon T* 16mm F8
- Biogon T* 28mm F2.8
- Planar T* 45mm F2
- Sonnar T* 90mm F2.8
1996年に発売されたGシリーズレンズラインナップ
- Biogon T* 21mm F2.8
- Planar T* 35mm F2
- Vario-Sonnar T* 35-70mm F3.5-5.6
Biogon 28mm f2.8 G オールドレンズのスペック
- 製造メーカー:京セラCONTAX
- 発売年:1994年
- マウント:コンタックスG
- レンズ構成:5群7枚Biogon型
- 最小絞り値:F22
- 絞り羽根枚数:6枚
- 最短撮影距離:0.5m
- フィルター径:46mm
- 最大径×全長:56mm × 30.5mm
- 重量:150g
- 製造本数:不明
Biogon 28mm f2.8 Gのレンズ構成はベルテレが発明したBiogon型
レンズ名が「Biogon」なのでレンズ構成は当然ビオゴン型。5群7枚。
画像転用元:初心者向けカメラ専門サイト
Biogon 28mm f2.8 G オールドレンズの作例
撮影機材はSonyのフルサイズミラーレスカメラα7Ⅳ、クリエイティブルックはNT、jpeg撮って出し。レンズ初試写。
逆光撮影。ピント面のキレはさすが。Zeissらしくハイライトが簡単に飛ばない。ゴーストやフレアーも発生しにくい。逆光態勢強い。シャドウはやや潰れ気味。
若干の周辺減光あり。道路を横断するマダムの日傘が夏の強い日差しを演出してくれた。マゼンタ?
木のもっこりに目がいって、似た構図。やはりちょっとマゼンタかぶってる?
ド逆光。フレアサークルのようなゴーストが控えめに発生。美しい形。ゴースト内のコントラストが低下しない。敢えてゴーストを発生させるバージョンのレンズも欲しい。現在のコシナフォクトレンダーのNokton ClassicのSCとMCが選べるように。
やはり逆光下でもハイライトの粘りがある反面、シャドウの粘りがやや弱い。「Zeissはハイライトが粘る」「Leicaはシャドウが粘る」は本当かも。
絞りF5.6。
G Biogon 28mm f2.8は滲む。は本当だった。子供が忘れた縄跳び。
モノクロで撮影した時のクリーミーな描写。さすがツァイスと唸る。
カラーもいいが、モノクロはハッとさせられたり、胸を鷲掴みにされることが多い。なぜだろう。
で、上の写真は、やはりほんの少しマゼンタかぶりしてるように見える。
光が当たり輝く木の葉が美しくMFでピントを合わせる。シャッターを切る。心が動いたらシャッターを切る。それだけ。
いつも無心で撮影したい。試写の作例ごっこはもうやめたい。撮りたい写真を撮りたい場所で撮りたい。
自分の心の声が聞こえた。
まとめ
Biogon 28mm f2.8Gはα7ⅲ以降はマゼンタ被りしないという触れ込みだったが、Ⅳなのにかぶった。レンズの個体差?諧調が豊富なのでモノクロオンリーでも全然いいが。また、写り自体は評判通りとても素晴らしいが、アダプターが操作しづらいので改造した方がいいと思った。
レンズには何か魂というか霊的な何かが宿っている気がする。特に古いものになればなるほど。持ち主が死んで手放した可能性もあるし、生命を撮影していると宿る気がする。そのレンズを持ち歩いていると人や動物が寄ってきたり、何かが起こったりすることが多々ある。あれか、シャーマンか。
今回は以上。本日も素敵なオールドレンズライフをお過ごしください。